冬の里山 鉢伏山 龍王山     2013/02/10
ホームページ里山倶楽部四国編 

- 
山神社 一本松越 鉢伏山 龍王山 アセビ公園 

阿讃県境縦走路はタフな道

今日も良い天気

雪山は昨日堪能したので、今日は阿讃の里山歩き。

先日大山に行った時解らなかった一本松越えから大谷に下る道が気になる。

そして、一本松越えから鉢伏山までもまだ歩いていないので一度歩いてみたい。

先日は立ち寄らなかった山神社から一本松越え経由で鉢伏山に登り、川股ダムを回って一本松越えから大谷に下る予定。



六条大橋から一直線に北上し大日寺に向かう。

高速を越えた所に休憩所がありその横の駐車場に停車

少し歩くと山神社がある。山の神様にしては立派だ。



まずは今日の山歩きの安全を山の神様にお祈りする。



山神社出発 8時32分

最初はコンクリート道を進み左へと曲がると自然道となるが、車の通った跡が付いていて粗大ゴミも捨てられている。

人間が嫌いになる一瞬だ。



標識から鋭角に曲がると先週歩いた道と合流。

此処からは気持ちが良い山道となる。

所が疑似木の階段手前で、頭部を撃ち抜かれたイノシシが息絶えていた。

道を堀りくり返して、あまり好きな動物では無いがそれでも動物が撃ち殺されているのを見ると胸が痛む。



大谷への分岐を確認して第一展望地に着く。

早くも汗びっしょり。

着替えて身軽になる。

この標識に大山寺への四国の道は崩壊していると書いてあるが、通るのに支障は無いそうだ。



四国の道から右へと一本松越えに向かう。

こんな所にお地蔵さまが。

先週は下りだったので気が付かなかった。



一旦下ると一本松越えに着く

9時38分着



一本松越え(標高392m)から一気に急坂を登る。

阿讃の縦走路は踏ん張ら無いと登れないような急坂が多い。

銃の発砲音が何度も響いている。

嫌だなあ。

どこからか撃たれるような嫌な気持ちが頭をかすめる。

もうすぐ猟期が終わるので心配なく里山歩きが出来るようになる。



451mのピークに着いて息をつく。

ピークからは緩やかな下り。



大日寺から直接上ってくる道が地図には載っているが発見できない。

背丈以上もあるスズタケのトンネルを潜っていく

足下ははっきりしているので迷う事は無い。



気持ちの良い縦走路になったと思ったらまたスズタケ



藪椿が咲き始めている。

山桜の大木もあったので春には綺麗な花を咲かせる事だろう。



小さなピークを何回か越えていくと鉢伏山439m着。

10時31分

山神社から丁度二時間かかった。



鉢伏山へは2004年の4月に讃岐相生港から大坂峠経由で来た事がある。

その時もあった板野高校登山部の古い頂上標識が残っている。

そのままアセビ公園方面に下る。



10時49分 川股ダムへ下りる分岐に着く

標高382m

所が通行止めのような??

考えている内に家内はどんどん進んで行ってしまう。

此処からダムに下りて昼食にしようと言うが、面白くないと言う。

龍王山までは無理かもしれないが、以前昼食を食べた切り開かれた見晴らしの良い広場でお昼にしたいとのこと。



一旦330m位の鞍部まで下りてからまた登り

この登りが足に答える。

450m位の稜線に乗るとアセビ公園が樹間に見えている。



前回来た時は樹木が切り払われていて快適な道だったのにいつの間にかジャングル状態

倒木も多い

登山道は良く踏まれているので歩くのに問題は無い。



以前は徳島方向が開けていたのに杉が植林されており、雑木も大きくなって全く見晴らしが無い。

以前昼食を食べた所も解らない。

疲れてきたが、どんどん歩いて行くと龍王山への分岐に着いた

分岐を左に曲がり一旦下りまた少し登り返すと龍王山475m着



12時5分着

山神社から3時間半程。

キティちゃんの標識も出来ていたが古い標識も残っている。



奥には小路池へ下る急坂がある。

直ぐに引き返してアセビ公園で昼食にする。



分岐まで引き返して左へと曲がると直ぐにアセビ公園最上部に着く。



懐かしい休憩所と広場。



目の前にはアセビ公園や高速道路そしてゴルフ場

右には削られた山の向こうに大麻山



眉山は霞んでいる。

アセビは真っ赤なつぼみを付けている。

ゆっくり昼食にするとポカポカ陽気で眠くなる。

しかしユックリはしていられない。

帰り道は遠い。

12時34分出発

一路一本松越えを目指す。



来る時は気が付かなかった標識



13時35分 川股ダム分岐

どうもこの横木は通行止めでは無くて入り口の印?のようだ。

片方が括り付けられて無くて手で持ち上げる事が出来る。

一生懸命登り返して13時52分鉢伏山



またスズタケの中を登って行く。



GPSで確認しながら登って行くと分岐にテープがあった。

此処から左へと下りていくと大日寺に直接下りていく事が出来るようだ。

しかし、踏み跡は殆ど無い。

最近は、利用する人もいないのだろう。

451mのピークから転がるように下る。



14時44分一本松越え着



15時2分 第一展望地着

ベンチでしばし休憩

休憩後展望地直ぐ下から右へと大谷に下りる道に入る。

テープがあり明らかな踏み跡もあるが、ドンドン右に向かってしまう。



GPSの登山道に向かおうとするがスズタケが行き先を阻み進めない。

諦めて引き返し、四国の道を下る。

撃たれたイノシシは誰かが回収したのか無くなっていた。



15時56分 山神社着

今日は誰にも会わない静かな山歩きだった。

竹の下に可愛いお地蔵さん



畑の梅の木が綺麗な花を咲かせていた。



駐車場手前には古い石像が並んでいた。

今日は鉢伏山までの予定だったが、龍王山まで行って7時間半程 3万5千歩の山歩きだった。

阿讃の県境の縦走路は小さなアップダウンがあってタフな道だった。

今日もビールが美味しい事だろう。



歩行距離 16.2㎞

累積標高差 1264m


里山倶楽部四国編 

ホームページにも是非お立ち寄りください