春の里山 雲早山 アケボノツツジ   2013/05/08
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-  雲早山 アケボノ岩 -

GWは良く歩いたので今日はユックリしようと思っていたが、週末は雨のようなので、またお出かけ。

雲早山のイチリンソウがもう咲いているかも。



登山口に来ると徳島ナンバーのイオが停まっている。

8時6分出発



登山口では早速ヤマウツボやシロバナネコノメソウがお出迎え。



コチャルメルソウはまだ蕾

渓流の流れが気持ちの良い音を立てている。

野鳥が沢山鳴いている。



白くて可愛いスミレが沢山咲いている。

シコクスミレだ。

シコクスミレはこの雲早山の沢沿いでは多く見る事が出来るが他ではあまり出会わない。



ワチガイソウも群生している。



沢沿いの岩にはシコクスミレが群生していてとても可愛い。



イチリンソウがピンクのツボみをっけている。

帰りには開花しているかもしれない。



ヤッホウ地蔵の休憩所は朝日の光が溢れて春の雰囲気



苞がギザギザになっているのでヤマエンゴサクかな。



朽ちたので切られたブナの大木はユックリと自然に帰っている。

山道は彼方此方で水切りされている。

徳島営林局の方が手入れされたのかな。



標高が上がると木々は芽生えていない。

ハルトラノオが咲き残っている。



凍っていると怖い斜面を登ると髙丸山分岐に着く。

8時57分着



振り返ると緑濃くなった旭ノ丸から高根山、柴小屋山、大道丸の稜線が連なっている。

その向こうの大きな山塊はお高越山

その向こうには大川山から竜王山そして大滝山へと続く阿讃の山々。

今日は空気が澄んでいてくっきりと見える。



雲早山への稜線のブナはまだ芽吹いていない。

日が照って暖かいが吹く風は冷たい。



頂上手前で4人の男女パーティに会う。

登山口のイオの方々で、シャクナゲ尾根を上がってこられたらしい。

シャクナゲは花芽も少なかったと言っておられた。

去年は素晴らしいシャクナゲを見る事が出来たが、今年は裏年かな。



雲早山頂上 9時13分着。



阿南の海の向こうには紀伊半島の山々が連なって見える。

春だというのにこんなにくっきりと見えるのは珍しい。

北には阿讃山脈の向こうに小豆島や岡山の山脈も見える。



山頂のブナは日当たりが良いのか芽吹き始めている。

しかし、先日の国見山と標高は殆ど同じなのに雲早山のブナの芽吹きは遅れている。



目の前に堂々とそびえる高城山

剣山はその後ろに隠れて見えない。

風が冷たくて一気に体が冷えてくる。

急いでウィンドブレーカーを着る。



360度の素晴らしい眺望に皆さん山座同定に夢中。



帰るには早すぎるしどうしようかと髙丸山への縦走路を見るとピンク色が見える。

アケボノツツジが咲いているようだ。

髙丸山へ行くのには時間が遅いが、あの1334mのピークまでなら行って帰ってくることが出来るだろう。

9時22分出発。



髙丸山に向かって進むとパラボラ分岐から登りになる。

アケボノ峠への分岐の手前から振り返ると高城山の右に丸笹山からの間に三嶺が顔を覗かしている。

雲早山頂上からだと見えないのに思わぬポイントを発見した。



アケボノ峠分岐から下って行く。



シャクナゲは全く花芽がない

カタクリが所々に咲いている。



ミツバツツジはまだ蕾が多いが、中には満開の木もある。

カエデの芽吹きが可愛い。



目の前に1334mのピーク(アケボノ岩)が見えてくる。

険しい岩山に見える。



西三子山が緑深くなって綺麗だ。



二本のヒメシャラから下って行く。



標高が下がるとブナの葉が展開し始めている。



よく見るとブナの花が咲いている。

やはり今年はブナの花の一斉開花の年のようだ。

それにしても離れた山のブナが同じ年に一斉開花するのが不思議だ。



ストックをデポして細尾根を行く。



フデリンドウが咲いていた。

急坂を注意して登っていく。



随分登ってピークに出たが更に高いピークはその上。

地図上の1334mのピークは此処かな。

何故このピークの標高が地図に記載されているのか不明。



シャクナゲの蕾が一つ。

目の前にアケボノ展望岩と呼ばれるピークの岩山がそびえる。



マイヅルソウの葉が出ている急な岩山を右に巻いてよじ登ると目の前にアケボノツツジ。



足場は悪いが満開のアケボノツツジが目の前に咲いている。



アケボノ岩のピークに登り昼食。

このピークは1358mある。

11時11分着。

此処が雲早山~髙丸山縦走路の中間地点。



ピンクの海に包まれて食べるお弁当は最高。



髙丸山方向から賑やかな声がして男女5人組の方がやってきた。

香川の方達で、昨日は砥石権現に登り四季美谷温泉泊まりで、今日は地下足袋王子の送迎で縦走だそうだ。

四季美谷温泉に泊まると登山口まで送迎してくれるので縦走には便利だ。

今日もまた四季美谷温泉泊まりだそうだが、温泉に入って美味しい料理を食べてとてもリッチだなあ。



十分にアケボノツツジを楽しんで引き返す。

ムシカリが咲き始めていた。



カエデの芽吹きがとても目立つ

13時9分分岐到着。



気温が上がって汗ばむ程になった。

ヒメシャラの芽吹きが綺麗だ。



こんな時刻にご夫婦が登ってこられた。

朝蕾だったイチリンソウが綺麗に開いている。

少しピンクでおまけに平らに全開している。



13時53分登山口着。

気温が高いので登山口の湧き水が美味しい。

見上げると青空に新緑が綺麗だ。

今日はアケボノ岩のピークで素晴らしいアケボノツツジを堪能することが出来た。

今年はアケボノツツジの当たり年だったのかアケボノツツジが何処でも素晴らしかった。



歩行距離 8.6㎞

累計標高差 ±842m

歩行数 17,820歩




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