春の里山 雲早山   2013/05/24
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-  雲早山 ブナの実(殻斗)を探しに -

今年はブナの花が沢山咲いたので、ブナの実も沢山出来ている事だろう。

何年かに一度しか見る事が出来ないのでこのチャンスに是非見てみたい。



7時38分出発。

まずはシャクナゲ尾根登山口に向かう。

フタリシズカが沢山咲き始めている。



旧木沢村との境界標識から斜面にとりつく。

7時46分

しっかりとした踏み跡が出来ていた。



去年は凄いシャクナゲのオンパレードだったが、今年は花が少ない。

それでも綺麗に咲いている花が次々と現れるので嬉しい。



カエデの若葉に混じってシャクナゲの赤ちゃんも顔を出している。



シャクナゲを楽しみながらノンビリと登って行く。



登山道の下が崩壊している所を通る。

一見普通の登山道だが、道の下は大きくえぐれていて大勢が歩いたら崩落しないか心配。



ミズナラに花が咲いている。



青空に高城山が美しい。



細尾根から広い尾根に出る。

ブナやカエデの新緑が美しい。



ブナとカエデが同じポーズでダンスを踊って居るみたい。



やはりブナは存在感がある。



この尾根にはブナやカエデに混じって見事なヒメシャラも見る事が出来る。



ヒメシャラの大樹が、茶褐色に輝いている。



稜線に乗るとハウチワカエデの大木が多い。



霧氷の時にはブナかと思っていたが、頂上付近の大樹はカエデも多い。



ハウチワカエデの新緑が輝いてとても素敵。



9時12分 雲早山頂上着。

今日は一番乗りかな?



高城山や雲早山への縦走路がくっきりと見えている。



見上げるとブナやカエデに日光が透けて柔らかい光が降り注いでいる。

この色合いがとても好きだ。



冬の間は枯れているように見えていた枝も緑の衣装に包まれている。



ハウチワカエデに赤い花が咲いてかがやいている。



高丸山への縦走路を行く。



ロックガーデンのピークにはシャクナゲが満開。



アケボノ峠へと下る尾根にも沢山のシャクナゲが咲いているのが見える。



まだ蕾も多い



この尾根のシャクナゲがこんなに綺麗に咲いているのを見るのは初めて。



樹下にはシロモジなどが芽生えている。



西三子山も段々と緑が濃くなっている。



若葉を見ながら歩くのは楽しい。

ブナに実が付いていないかウロウロ見ながら下る。



目の前にアケボノ展望岩( 1334mのピーク)が見えてきた。

大きな木に白い花が咲いている。



先日ファガスの森で見たミヤマザクラかな?

やはり樹皮は桜のようだ。



高城山や雲早山にミヤマザクラが咲く事を初めて知った。



細尾根に降りる手前の二本のヒメシャラも緑濃くなっている。



確かこの下に綺麗に花を咲かせていたブナがあったはずだ。



細尾根に入る手前にありました。

大きなブナの木に実が一杯。



ブナは豊作だと一本の木に数万の実を付けるらしい。

その実は可成りの割合でドングリになる前に虫に食われて落下する。

やっとドングリとなっても小動物などに食べられて発芽する割合は少ない。

0.1%しか発芽できないとも言われている。

また発芽しても若葉は虫や小動物の好物で食べられてしまう。

わずかに育ったブナの若木は50年ほどはユックリと生長する。

やがて、自分の生きるスペースがある事を知ると一気に成長して実を付ける事が出来る成樹となる。

周りにブナの古木などがあり自分の生きるスペースが無いと何時までも成長する事は出来ない。

ひたすら台風などで古木が倒れギャップが出来るのを待っているのだ。

この実が生長して立派なブナになった姿を見る事が出来ないのが残念。



シャクナゲ尾根にさしかかると足下に白い花が沢山散っている。

見上げると見事なシロヤシオが咲いている。



シロヤシオの古木は変にねじれている。



険しい尾根を登って行く。



大きな木が真っ白なシロヤシオで覆われている。

清楚でおとなしい感じの花だが、このようにボリュームがあると随分と華やかに見える。



岩の突端に登り雲早山を眺める。



ブナやシロヤシオの下でお弁当。

気温は高いが涼しい風が吹いて気持ちが良い。



ノンビリとして引き返す事にする。



細尾根の崩壊地の横に見事なミヤマザクラが咲いていた。

下っていると女性二人が登ってきた。

そのうちの一人は5月5日に高丸山でお会いした方だった。

やはりシロヤシオが目当てかな?



ユキワリソウ?の群生に感動して足取りも軽い。

分岐まで帰ってきて登山口に向かう。

途中で女性二人と出会う。

この時期の雲早山は女性に人気の山のようだ。



クルマムグラが咲き始めている。



コクワガタソウが沢山咲いている。

毎年西赤石山で出会うがこんな所にも咲いているのに驚く。



チャルメルソウを見ながら下ると登山口に着いた。



大きな木を切断して水飲み場や椅子がつくられている。



沢山の新しい杖も置かれている。

どなたかが整備をしてくれているようだ。

ありがとうございます。

駐車場着 14時24分



歩行距離 8.9㎞

累計標高差 ±929m

歩行数 19,100歩




里山倶楽部四国編 

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