冬の里山 大麻山 卯辰越 万石山 千石山周回   2013/03/02
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阿讃の山

- 春になったというのに寒風吹きすさぶ一日でした
 



先日、高尾山から藍染山、万石山そして千石山と周回した時に、卯辰越えへと降りる分岐があった。

藍住のシゲさんに、大麻山からの周回ルートを教えて頂いた。

面白そうなので早速出かける事にした。

途中でセブンイレブンが開店していたので立ち寄る。

セブンイレブンは四国には出店していなかったが、サークルKサンクスのエリアフランチャイザー

だったサンクス東四国(現:アイル・パートナーズ)がセブン-イレブンに鞍替えし、

2013年3月から5月にかけて93店舗を転換する予定だそうだ。

開店記念におにぎり全品が30円引きなので贅沢おにぎりを数個仕入れる。

大麻比古神社の駐車場に車を止めて出発。

7時45分



大麻比古神社では朝早くから何人かで掃き清められている。

お詣りしてから、登山口に向かう。

ニホンザルが沢山道路に出て農家のミカンを食べている。

人に慣れているのかそばを通っても逃げない。



8時2分登山口出発。

ヤブツバキが沢山咲いている。

風がゴウゴウと音を立てていてとても寒い。



階段道を黙々と登る。



階段道を少し登ると気温は低いのに暑くなりジャケットを脱ぐ。



眉山方向は曇っていて殆ど眺望は無い。



大勢がもう降りてくる。

展望所で一休み。



西にこれから向かう万石山と千石山が見える。



何処にも寄らず真っ直ぐに参拝路を登る。

女性が軽やかに追い抜いていった。



階段道が嫌になった頃大麻山頂上着。

9時丁度着

このコースの標準タイムは45分だと言うが、私達は殆ど休まずに丁度1時間かかった。

気温は0度

頂上には先ほどの女性が食事中。

少し話をしていると男性が数人登ってきて直ぐに下って行った。



私達はそのまま北へと降りて77番鉄塔に向かう。



曇っている割にはエクシブ鳴門の向こうに引田湾やその奥に志度の半島が見える。



風がゴウゴウと吹き荒れてじっとしていられない。

直ぐにうだつ越えに向かう。

卯辰越え分岐から少し左へと進みイスノキを見に行く。



いつ見てもおとぎの国の木のようで、幹に顔が出来てお互いに話し出す様な気配がする。



独特のパターンの疑似木の階段を下りていく。

ツチグリが転がっている。



向こうに万石山や鉢伏山その奥に大山が見える。

先日来た時は途中から落ち葉や小石が残っていたが、すでに全て取り除かれて歩きやすくなっている。

誰が掃除したのか解らないけれどありがとうございます。



何時も休憩するピークは景色を眺めただけで直ぐに下る。

相変わらず強風が吹き荒れている。



東屋に着いて一休み。

10時10分とお昼には早いが、此処で昼食とする。

カレーうどんを食べてコーヒーを飲んでいると大柄な男性が卯辰越えから登ってきた。

吉野川河口方面はやはり曇っていてよく見えない。



四等三角点「大川筋」290.7mを撮影して下り始めると大勢が急階段を駆け上がって来た。



すごい勢いで駆け上がってくる。

お聞きすると高尾山から走ってきたそうだ。

すごいなあ。



をたつ峠に着く



をたつ祠にお参り

昔は此処で、桧郷の人達が縁日を定めてお祈りしていたそうだ。

卯辰越えに降りていく。



10時34分

此処の右の広場は大平畜産さんが駐車場に開放している。

お不動さんにお詣りしてから車道に降りる。



卯辰越えから右へと下って行く。

しばらく下っても登山口の梯子が無いので見落としたかと引き返してウロウロするが、梯子は廃畜産場を過ぎた所にあった。



車道が出来た時に急の登山道が寸断されたのだろう。

標高217m

10時47分 ロープのある急斜面を登る。



稜線に出ると快適な道。



15分程で、先日藍染山から下ってきたコルに着く。

標高307m

この可愛い標識はセンスが良くて良く出来ていると感心する。

左へと万石山に向かう。

万石山へは少し急坂で登山気分を味わう事が出来る道が続く。



11時15分 陸軍用地の石柱のある万石山頂上に着く



ここから東へと明確な道があるが、途中でシダや茨の藪で通行できないとシゲさんに教えて頂いた。

よく見ると、通行は駄目の木の枝が置いてあるが解りにくいので、目立つように置き直しておいた。



千石山へと急坂を下り登り返す。

途中で高尾山の尾根が見える場所がある。



昨夜の雨で滑る急坂を登ると千石山頂上着。

11時45分



四等三角点「三軒屋」277.1mがある。



頂上は枝振りの良い低い松が植えられていて庭園のようだ。

岩に腰をかけて二度目の昼食。

コンビニで買った贅沢おにぎりは美味しい。

不思議な事に千石山の頂上は風が吹いておらず日射しもあって暖かい。



千石山から椎尾谷の春日ばら園経由で降りる道があるそうなので探すと、頂上を少し言った所に踏み跡がある。

しかし、数メートル進むとブッシュで何処が道か解らなくて諦める。

少し急坂を下ると、左に引き返すように明確な道がある。

可成り踏み込まれているので進むとシダのブッシュとなる。

枝が折れていたりするので誰かが通ったようだ。

しばらく進むとサルトリイバラに捕まり身動きできなくなった。

無理矢理通るとお気に入りのダウンが破れてしまった。

ショック!

万事休すで引き返す。



また少し下ると見晴らしの良い所があり二つの池と高速道路が見える。

その向こうの団地は、リューネの森か?

東には大きな温室の向こうにばんどうの鐘が見えている。

あの温室が春日ばら園かな?



桧下山口に向けて下る。

ヤマモモの大木が多い。



12時37分 高速道路上の金網に出て階段を下る。



タラの芽が出ていた。



高速道路を潜り、リューネの森の横を通る。

綺麗な団地だ。



あんな所にお城のような展望台?

梅の花が満開が良い香りが漂っている。



また高速道路を潜り鳴門SAの横を通っていく



ばんどうの鐘の標識があるので行く事にする。



疑似木の立派な階段を上っていくと広場に出て立派な休憩所があるがベンチは汚れていて最近利用した形跡は無い。



休憩所からは山道となり更に階段となる。



登り口から15分程でばんどうの鐘に着く。

ところが!

なんと窓ガラスは割れて放置されているようだ。



登っていくと鐘へは通行止めとなっていた。

今は鐘も鳴らされていないのか?



ドイツのリューネブルク市から友好の証として送られた鐘がもう鳴らないとしたら、浄財を提供した人達は悲しむだろうなあ。

階段に腰をかけて、昔この塔が立ったばかりの頃を思い出しながらコーヒータイム。

この様な鳴門のシンボルともいえる建物がメンテナンスされずに放置されているとは?

何とかならないものかなあ。



ドイツ村に向かって下って行く



ウメが綺麗に咲いて親子連れが沢山遊んでいる。

ヒメオドリコソウも可愛く咲いていた。



高速道路の側道を大麻比古神社に向かう。

振り返るとドイツ館とばんどうの鐘

大麻比古神社の参道にはソシンロウバイが満開だった。



14時丁度駐車場着。

低い山の周回だったが気持ちの良い歩きが出来て大満足。



総歩行距離 13.3㎞

累計標高差 ±1,315m

 所要時間 6時間15分

27,500歩

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