春の里山 柴小屋山 薬研谷   2013/04/19
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-  薬研谷 満開のアケボノツツジ -

薬研谷にそろそろアケボノツツジが咲く季節になった。

来週くらいに咲き始めるかなと思っていたら、釋護法さんから17日には五分咲きになっていたとのレポートを頂いた。

アケボノツツジは咲き始めると満開になるのが早い。

早く見に行かなければと急遽薬研谷に出かけることにした。



柴小屋山に向かうとユキモチソウがあちこちに咲いている。

登山口にはトサミヅキの花が満開



風がビュービュー吹いてとても寒い。

堪らずダウンジャケットを着用する。



カタクリはまだ葉が出ているだけで花は咲いていない。

スミレも花が開いて無くて、ハルトラノオだけがかろうじて咲いている。



柴小屋山山頂も殺風景。

ブナの新緑が芽生えはじめていた。

もう少しすると綺麗な新緑となるだろう。



大道丸に寄るが風が強くて落ち着かない。

早々に薬研谷に向かう。



シロモジが咲き始めている。



少し下るとエイザンスミレがポツリポツリと咲いている。

此処のエイザンスミレは非常に小さくて可愛い。



ナガバノスミレサイシンの白い花も目立つ。

カタクリの葉は多いが咲いている花は見つからない。



ヒオウギの葉が出始めていた。

今年も沢山の花が咲くのかな。

林道に出るとミツバツツジが満開。



ブナの芽吹きが始まっている。

まだ葉は茶色だがもうすぐ細かな柔らかい緑となるだろう。

楽しみだなあ。



目の前に山犬嶽から赤石丸そして旗立山への稜線

その右奥には髙丸山



シハイスミレも咲き始めているがとても小さな花だ。



林道から薬研谷へと向かうとなんと言うこと!

林道の直ぐ下のアケボノツツジが満開だ。

この辺は何時も最後に咲く所だ。

昨日までの暖かさで一気に開花したようだ。



大岩の所まで来ると見事に開花している。



周りのアケボノツツジが一気に満開となっている。



まるでピンクの洪水の中にいるようだ。

風が強く花弁が吹き飛ばされないか心配になる



大岩の上に登ると吹き飛ばされそう。

這うようにして岩の先端に行って谷のアケボノツツジを堪能する。

対岸の岩のアケボノツツジは花が少ない。



今まで何回もこの場所でアケボノツツジを見たが、今日のように花付きの良いのは初めてだ。



大岩の下に回ると岩の下のアケボノツツジはまだ蕾もある。

8部咲という所か。

谷に降りて向かいの岩の展望所に向かう。

ご夫婦とお会いして「綺麗ですね」と話をする。



風に吹き飛ばされないように注意して岩の先端から大岩のアケボノツツジを撮影する。



見事なアケボノツツジを見ながら昼食。

コンビニ弁当だが、何とも贅沢な一時を過ごす。



急坂を下りて林道から見上げるとアケボノツツジが日に輝いている。



岩壁を見上げるとヒカゲツツジが沢山咲いて日に輝いている。



アケボノツツジのピンクにヒカゲツツジの淡い黄緑の花が浮かび上がってとても綺麗だ。



リョウブの新緑とアケボノツツジ



凍ると見事だけど、銚子の滝は水量が少なくて貧弱。



滝の下にはシロバナネコノメソウが一面に咲いている。

葯は裂開直前は暗紅色、後に黒紫色となる。

この花は咲いたばかりなので葯が赤い。



ミツバテンナンショウが沢山顔を出している。

ヤマザクラは殆ど散ってしまっている。



よく似たハナネコノメは毛が少ないが、シロバナネコノメソウの茎は暗紅褐色を帯び白軟毛が多い

ハナネコノメは高尾山で良く出会ったが徳島では出会ったことがない。



イチリンソウの葉は多いが小さなつぼみが付いているだけ。



ハシリドコロは沢山花を付けている。

ヒナワチガイソウが咲き始めている。



ヤマルリソウも土砂崩れの後減っていたがまた増えだした。

四国の道をエッチら登って駐車場に帰る。

フデリンドウみっけ。

今年初めての出会い。

家内は好きな花に出会えて大喜び。

帰りに阿南の男性からお声掛け戴く。

何時もホームページを見て戴いているそうでありがとうございます。

今日は寒波と大風で、落ち着かない山歩きだったが、満開のアケボノツツジに会うことが出来て感激した。

今年は例年より10日程開花が早いようだ。

明日、明後日が見頃だろう。



歩行距離 7.2㎞

歩数 13,120歩

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